恵みの川が育むししゃも

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ししゃもっどんな魚?Ⅱ

意外と知られていませんが、ししゃもは春にサケと同じように川で生まれ、幼魚のうちに川を下り、海で成長して、翌年の秋に産卵のためにまた生まれた川に戻ってきます。
鵡川をはじめ、北海道の9つの川のみで遡上が確認されています。

北海道の9つの川のみで遡上が確認されています。

10月下旬から11月下旬にかけての日没頃、産卵のときを迎えたししゃもは群れをなして川を上ってきます。
オスは婚姻色の黒色に体色を変え、メスはお腹にたくさんの卵を抱えています。

産卵のときを迎えたししゃもは群れをなして川を上ってきます。

鵡川を上ったししゃもの群れは、川底の砂利に産卵します。
1尾のメスが8,000粒もの卵を生むといいます。

オスは大きく成長した尻びれでメスを包み抱き込んで受精します。
夜の川でドラマチックな生命の引き継ぎが行われているのです。

メスの一部は「下りししゃも」といって川を下り、翌年また遡上して産卵しますが、オスは産卵に参加後やがて一生を終えるといいます。

ししゃもの生態はまだまだ謎が多く、神秘的な魚といえます。

ししゃもを自然災害の脅威から守る環境保全のための植樹活動の様子
ししゃもは川で生まれ川に戻ってくる回遊魚