1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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ししゃも | ||||||||||||
ほっき貝 | ||||||||||||
まだこ | ||||||||||||
かすべ | ||||||||||||
秋さけ | ||||||||||||
すけとうだら | ||||||||||||
まがれい | ||||||||||||
ばばがれい | ||||||||||||
まつかわがれい |
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斜線は漁獲時期で旬の時期には、それぞれのイラストで表示しています。 |
鵡川といえばししゃも、ししゃもといえば鵡川。全国に有名です。
10月の初めに解禁。
産卵で川を上がるため沿岸に集まったところを漁獲します。
40日間だけの貴重な漁。
ししゃも漁が終われば冬の到来です。
冷たく浅い砂浜を好む、10センチほどになる大きな二枚貝。
鵡川のほっき貝は、栄養たっぷりの泥砂の中にすむため、肉厚で甘みがあります。
年中獲れますが、5,6月の産卵期は資源を守るために禁漁し、ししゃも漁の間も休漁します。
全長60センチほどのタコの代表格。
大きいものは1メートル以上、体重10キロにもなります。
一年中獲れますが、夏はバテ気味なので冬のタコが鮮度抜群。市場ではしばしば脱走するほど元気です。
水深20~100メートルほどの海で、プラスチックの箱を沈め、タコが入って潜む習性を利用して漁獲します。
エイの仲間で体長1メートルほど、大きいものでは10キロにもなります。
2~7月ごろ漁獲されます。
ひれの軟骨のこりこりとした食感とコラーゲンたっぷりの身が、煮付けにするとおいしく、北海道では日常的に食べられています。
酒の肴のエイヒレに加工されることもあります。
産卵のために鵡川を上ろうと沿岸に戻ってきたサケを狙って9月1日から定置網漁を開始し、例年11月末ごろ終了します。
石狩鍋やちゃんちゃん焼きといった北海道のおいしい郷土料理がさまざまあります。
「すけそうだら」、「すけそ」とも呼ばれ、刺網で漁獲します。まだらよりも少し小さく、まだらには顎にヒゲがあり、すけとうだらにはありません。
一般的に「たらこ」というのはすけとうだらの卵です。
鍋で食べられるのが定番ですが、干して「棒たら」として保存食にもします。
すり身の材料としてもよく知られています。
かれいの代表格。水深12~80メートルくらいの海底にすみ、かれい刺網で獲ります。
3月から7月中旬ごろまで漁獲しますが、ピークは5~6月。
5月は子持ちが楽しめ、これも絶品ですが、産卵期は身の脂が落ちるので、肉厚の身を食べたい場合は抱卵前がお薦めです。
漢字で書くと「母鰈」「母母鰈」または「婆鰈」。
白いおなかとヌルヌルした粘液で覆われた体表が特徴。
かつては、水揚げされたものがこの粘液のために汚れていることが多かったため、「ばばっちい」が名前の由来とされています。
なめたがれいとも呼ばれます。100~240メートルの海底にすみ、大きなものは60センチ以上になります。名前は不名誉ですがかれいの中でも高級品です。
ししゃも漁が終わると漁が始まり、翌年2月頃まで続きます。
初夏のかれい刺網に混じって獲れることもあります。
冬のばばがれいは脂が乗って身が厚く、煮付けにすると最高です。
体表が松の樹皮に似ていることからこの名前がつきました。
ほぼ1年中獲れますが、3~7月のかれい刺網が主。
また、秋のししゃも網に混じることもあり、この時期はししゃもをたくさん食べているので脂が乗り、風味も抜群です。
身が締まり、歯応えはヒラメを超えるといわれます。
脂のうま味も絶品で、カレイの中でも最高級品。
漁獲が少なく「幻の魚」とも言われましたが、稚魚の放流などで少しずつ増えてきました。
えりも町から西の海域で獲れる35センチ以上の大型の天然まつかわがれいを「王鰈(おうちょう)」と名付けてブランド化し、その身質のよさ、おいしさが評価されています。